株式会社サンワ・アイ

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仕様サイズQ&A

ワコーAZガルバレオ(LEOめっき)に関する、よくあるお問い合わせをご紹介します。

製品について
溶融亜鉛アルミニウム合金めっきの規格は?
溶融亜鉛アルミニウム合金めっき(JIS H 8643)
平成15年6月に協会規格として「溶融亜鉛-5%アルミニウム合金めっき」を作成しましたが、溶融亜鉛アルミニウム合金めっきの技術をより広く普及し、かつ、適切に理解されることを目的に、平成30年にJIS原案を作成しました。このJIS原案は、令和元年11月20日に「溶融亜鉛アルミニウム合金めっき JIS H 8643:2019」として公示され、LEOめっきも2021年4月27日にJIS取得しております。
めっき後に歪みがでませんか?
歪みは板厚、製品形状、構造、寸法、製作時の加工や残留応力など多くの要因で発生します。
どれくらいの長さのものまでめっきできますか?
全長1mくらいまでの製品であればめっき可能です。またアンカーボルトなどネジ部のみめっきの場合は、1m以上の製品でもめっき可能となります。
鍍金証明書の発行は出来ますか
めっき規格HZA25A・HZA36A・HZA50Aは商品引き渡し後でも発行することが出来ます。
膜厚の測定方法は?
電磁式膜厚によって計測しています。測定箇所は六角ボルト・ナットであれば六角の側面の平面部をそれぞれ計測します。座金などの小物は表裏をそれぞれ測定します。またアンカーボルトや寸切りは有する平面が端部のみになる為、端部断面を計測いたします。金物などは形状に合わせて平面部を測定します。
膜厚の測定基準は?(1種A)
JIS H 8643では電磁式膜厚にて計測した数値を平均にしたとき、基準値を満たしている事が必要です。また膜厚の最低基準値がありますが、弊社では遠心分離機を使用する事がありますので、遠心分離機を使用し仕上がった製品には時折検出されます。発生原因は、製品同士が接触し表面の亜鉛層が削られるからです。膜厚測定時に最低基準を下回る数値が検出される事がっても、他の測定値と併せて平均値を満たしているなら合格と致します。また、金物など手払い品は平均膜厚も膜厚最低基準も満たした製品が合格になります。ただしいずれも抜き取り検査になります。

2種B の測定方法(g/㎡)
本規格は破壊式試験になり、サンプル(テストピース)が必要です。その為めっき(単重計測)後にめっき層を剥がして(生地)重量を計測いたします。表面積とめっき重量の計算にて合否判定をします。
例)サンプル鉄板t6x100x100 数値は㎜ですが㎡に換算する。
サンプルの表面積は「0.022400㎡」
めっき後重量485g―めっき剥がし後重量470g=めっき重量15g
15ℊ÷0.0224㎡=669.64 ≠670ℊ/㎡ 表現されるのは四捨六入(五の場合偶数になる様に捨入する)に準じて数値を丸めます。
めっきした製品のめっきを剥がす(破壊)必要があり、商品価値は無くなります。
ドブめっきとLEOめっきの違いは何ですか?
ドブめっきは鉄の防錆処理として広く利用されていますが、塩害地域や海岸地域など腐食しやすい環境ではより耐食性が求められるようになってきたことから、高耐食の表面処理としてLEOめっき(溶融亜鉛アルミニウム合金めっき)が開発されました。 塩水噴霧試験において溶融亜鉛めっきが1000時間で赤錆が発生しているのに対し、 LEOめっきは10000時間以上でも赤錆の発生はなく、高い耐食性を有していることが確認できます。
LEOめっきの変色の仕方はドブめっきと異なりますか。また、どう変色しますか。
溶融亜鉛めっきの外観は時間の経過とともに光沢が低くなり灰白色に変色しますが、LEOめっきは少し黒い灰黒色に変色していきます。性能品質に影響は与えません。
LEOめっきの対応できる直径と厚みを教えて下さい。
直径1,000mm、厚みは1.6~となりますが、薄いものほどめっき加工時にひずみや歪みが発生しやすくなります。
めっきする際に溜まりなどダマが発生すると思いますが、LEOめっきはドブめっきよりも固くなるのでしょうか。
LEOめっきはアルミニウムの他に耐食性を高めるためにマグネシウムも含有させているため、溶融亜鉛めっき品よりも亜鉛溜まりなどは固くなります。
ねじの研究室 製造課 アッセンブリ輸入品FKEFKEシール座金ラピス採用情報ISO